GReeeeNが4人揃ってテレビ初登場~その素顔~SONGS12/8放送

 

GReeeeNの4人が揃って初めてNHK SONGSにテレビ出演しました。12月8日放送。

顔を見せない4人だけど、若い世代から「歌詞が共感できる」と大絶賛されています。

 

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人の心をひきつけるのはなぜ?

 

今回、GReeeeNがテレビで初めて本音を語りました。

顔を出さない彼らのライブには、驚くほど熱いこだわりが込められていました。

デビューから10年が経ったGReeeeN。4人の歌とライブが生まれた物語をお届けします。

 

GReeeeNの皆さんは一体何者なんですか?

 

もともと、ナビとヒデが、予備校で出会って、同じ歯科大のほうに入学することになりました。そこで、お互い音楽が好きで、お互いバンド経験があったので、一緒になって音楽をやろう! ということになったんですね。ある日突然、リーダーのヒデがソーちゃんとクニくんを連れてきて加入させることで、今のカタチになって4人でやっております。

 

どんな音楽をしたいと話をしてたんですか?

 

一番はじめは、自分たちだけで楽しんでいたんですけども、徐々に人が聴いてくれるようになってきたんですね。その時に、どうせ人に聴いてもらうんだったら、何かポジティブなメッセージであったりとか、そういうのが伝わっていかなきゃダメだなぁと思ったんですね。そういう風なメッセージを伝えるときに、僕たちの歌詞の中って、基本的には、ほぼほぼ、フル直球っていうか、あんまり比喩表現とかは使わずに、聴いてくれた瞬間に、あ!そうだな!っていうことが、僕たちの音楽では大事だと思ってます。

 

 

アマチュア時代のGReeeeNを育てた郡山にあるライブハウス元店長の福井さん。

インディーズ当時からいい曲ばかりやってました。ひとつひとつの言葉の選び方が、すごく心を掴まれるなって思いましたし、こんなオッサンでも勇気もらいます。歌詞に・・・言葉に・・・

 

バンドではなく、全員がラップし歌うのがGReeeeN。

 

手探りでライブをはじめ、郡山で注目された4人は、東京を目指しました。

 

僕らは学生だったので、見た目も割とフツーな感じだったんですけど、東京のライブハウス行ったら、ドレッドの人はいるわ、ダンサー従えて、(こういうポーズ)取ってる人がいるわ・・・こうやって歌う人はいるわ!みたいな感じで(僕たちは)みんな固まってしまったわけです。これはマズい。これはやらないかんぞ!負けるか!っていう気持ちで、全員で震えながら帰りました。

 

ライブでどうしたら輝けるのか? お客を惹きつけられるのか? 4人は考えました。

 

練習するにも、地元に鏡のあるスタジオなんてない。GReeeeNが向かったのが、夜のダム。
ダムに行けば、夜中だと静かじゃないですか!周りに誰もいませんし・・・そんな中車を動かして、ライトを(後ろから自分たちに向かって)照らして、その陰を利用して、自分たちが映っている、壁に。で、車で音楽をかけて、パフォーマンスをする。もっと大きい振りをしようよ!とか。

 

ライトつけてる車なんて、虫の格好の行きたい場でした。しかも、音が聞こえないので、車のドア開けて聞いてたんです。そうやって2時間くらいやってたら、車の中に(20センチくらいの)蛾がいたりして・・ 虫だらけでした、帰りの車中は。

 

 

結成から2年後、メジャーデビューの話が舞い込んできました。

 

しかし、歯科医への道を進まなければならない。4人の心は揺れました・・ その時に、メンバーのソウが、もしかしたらGReeeeNを離れるかもしれない・・っていう時がありました。やっぱり一人一人、自分の人生があるのでせっかくここまで皆でGReeeeNやってきたんだから、一緒にやろうぜっ!って気持ちがありますけど、でも、それを最終的に決めるのはソウだと思ったので・・

 

ただ自分なりにソウに伝えたいこと・・ GReeeeN今まで一緒にやれて楽しかったとか、そういうのを全部歌にして、それを自分たちの当時持っていたサイトで、ブログみたいに乗っけるところがあるんですけど、そこに、ソウに届け!とバンと乗っけたんですね。

 

誰しも僕ら人生は一度! 正しい道か誰もわからないけど
きっと人生はそんなところ 大事な気持ち見失わず行こう

 

ソウ: これからの将来のことがありますし、迷ってたんですけど、そのサイトを開いたときに、そしたらちょうど歌詞があって、僕はその歌詞で心を打たれまして・・ 自分でも責任持って進んでいこうっていうことで、GReeeeN続けることになりました。

 

進路に悩む自分達を赤裸々に歌ったこの歌・・ 2007年「道」でメジャーデビューを果たします。

 

テレビ初公開 「道」のライブ映像が流れます・・

 

歯科医を目指すから、顔は出さない。しかしGReeeeNの音楽は若者たちから圧倒的な共感を呼びます。
理由の一つは、リアルでストレートの歌詞にあると思う。当時、4人は音楽を作りながら歯科医になる国家試験の勉強もしていました。歌詞には、全力で生きる彼らの生きざまが反映されています。

 

 

 

歯科医大時代 壮絶な勉強の日々

 

一番勉強したときは、どれくらい勉強されたんですか?

 

だいたい、ほぼほぼ毎日二十何時間・・ 寝ないですよ! 寝ずに(勉強)やるんで・・
これ、マネしちゃダメですよ!みなさん。まず、ベッドで寝たら、ゆっくり寝ちゃうんです。だから、ベッドで寝るのは一年禁止。 学校で勉強して、学校の自習室で最後まで勉強して、そこからファミレスに移動して、朝日が昇ったら帰ってよし!で、帰って、ベッドで寝ないんで、そこらへんのソファとか、あと体力的に本当に厳しいときは、ちょっとお風呂に浸かって、水浅くして、だいたい一時間ちょっとで寒いので起きるんですよね・・ぐらいでちょうどいい。すごくストイックですよね! クマずっとありました。

 

GReeeeNがブレイクしたのは、3枚目のシングル「愛唄」 一見ラブソングだが、歌詞には一貫したヒデのこだわりがある。

 

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GReeeeNの皆さんにとって、ラブソングとは?

 

部活で泥臭い感じとか、あと仕事で頑張ってたりとか、友達を想ってたりという気持ちって、実はぜんぶ一個のような気がしていて、それが僕は愛情だと思ってます。例えば、仕事に対する愛情、仲間に対する愛情、部活に対する愛情、そういう風な愛情って何かっていうと、そのモノに対して真剣に向き合う、またはぶつかることだと思うんですね。これが、ラブソングであるときは、相手に対して真剣にぶつかっていく・・ことを言葉にするとラブソングになるし、仲間に対して真剣にぶつかっていくと、もしかしたら、応援するような曲になるし・・コアの部分は全部一つかなぁと思います。それのチャンネルが違うだけかなぁと思って曲書いてます。

 

2011年、4人は全員歯科医になりました。しかし、この年、東日本大震災が起きました。
福島で被災した4人にとって、これは人生を揺るがす出来事でした。

 

自分たちは歯医者だったので、当時できることとして、避難所を回ったりとかしてたんです。その避難所の中で、例えば入れ歯の調子の悪いお爺ちゃんを診たりとか、子供たちの歯ブラシ指導をしたりとか、そういうことで回ったりとかしてた時に、ふと、その避難所の階段降りる所に、女の子の高校生たちが座ってました。その子たちが音楽を聴いてたんですね。それを見たときに、たまたま自分たちの曲だったんです。こちっとのぞき見したら、あ~と思って。音楽にも出来ることってあるよね! そのとき思いました。

 

震災の翌年、2012年 デビュー以来 封印していたライブに挑みました。

 

自分たちが生まれ育ってきた環境の中には、今はダメだけど、観客の中に飛び込んだり、ステージから飛んじゃったりとかってお客さんがね・・ まぁそういうのを楽しんでやってた部分もあったんで、みんなで参加して、体動かしたり声を上げて一緒に歌ったりとか、すごく覚えてたりするんですね。そういうのを、みんなで分かち合っていきたいなと。

 

 

顔を出さなくても観客と一体になる方法

 

GReeeeNが顔を出さなくても、どうやって観客と一体になるのだろう?

 

GReeeeNが見つけたのは、最新のテクノロジーでした。人間のリアルな動きをCGで再現するモーション・キャプチャー。これを使えばライブができるかも知れない!

 

そして、映像が放つ歌は、観客の心を掴みました。

 

挑戦の気持ちだったんですけど 最初は。 できるかな?という不安になりながらやった結果、実際に来て下さった人たちが涙してくれてたりとか、良かった!という声を聞けたりすると、僕らも挑戦してよかったなと思いますし、どれだけ楽しんで帰っていただけるかをメンバーでいろんな知恵を出し合って、そういう場をつくるという事にすごく力を入れてます!

 

観客と一つになるために、映像に歌詞をシンクロさせ、一緒に踊れる振りも作る。GReeeeNの切なる思いがカタチになったのが、ライブでした。ダンサーも登場し、ライブの中で最も盛り上がる曲 「weeeek」が流れます。

 

 

10年で変わったこと、変わらないことは?

 

基本的に曲になるものたちは、本当にそうだなぁと思うことや、日々感じたことにしたいと思っているので、自分の感情の中に全くないものは、曲にしたくないんですね。なので、それは昔からず~っと変わってないんですけど、自分に正直にずっと続けていきたいなと思ってます。

 

10代の時って、けっこう自分は無敵だと思ってませんでした? 自分は負けないし。その根拠はどこから?みたいな。でもそれて、だんだん経験を重ねていくと、挑戦する前に経験から止めてみたりとか・・っていうのがだんだん大人になっていくと思ってて・・ 一番キラキラと感性が素晴らしいのは10代だと思います。その10代の子たちとかが、負けないけどって思ってるときに、一緒に行こうぜ!みたいになれる4人でありたいなと思います。

 

デビューから10年が経ったGReeeeN。彼らは自分たちだけの言葉を武器に新しい形のライブで、僕たちと一つになろうとしている。 最後に、GReeeeN最大のヒット曲「キセキ」で、番組は終了しました。

 

おまけ動画

 

志尊淳主演『走れ!T校バスケット部』特報映像!

主題歌はGReeeeN「贈る言葉」

10月31日リリース

 

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